4-6.通信に関する理論

暗号化

★符号理論

情報を符号化して通信を行う際の効率と信頼性についての理論のこと


★公開鍵

復号鍵(秘密鍵)を正規の受信者が保持し、暗号化鍵(公開鍵)を複数の送信者に向けて公開する。

例;公開鍵暗号によって、n人が相互に通信する場合、全体で何個の異なる鍵が必要になるか?

秘密鍵を保持する受信者n人⇒必要な秘密鍵n個
秘密鍵に対応する公開鍵⇒n個
n+n=2n個必要

★秘密鍵

公開鍵暗号方式で使用される一対の鍵の組のうち、一般に公開されない鍵のこと

例:電子メールで公開鍵暗号方式を使用し、鍵の生成はセキュリティ部門が一括して行っている場合、秘密鍵の適切な保管方法はどうなっているか
⇒暗号化された秘密鍵の一つ一つを分割し、複数のセキュリティ管理者が分担して保管する

★PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)

公開鍵と秘密鍵のペアが真の所有者のものであるかを第三者機関であるCA(Certification Authority:認証局)が審査し、申請者の公開鍵に対してデジタル証明書を発行することで保証を実現するための仕組みのこと

つまり
⇒所有者と公開鍵の対応付けをするのに必要なポリシや技術の集合によって実現される基盤のこと



  • 最終更新:2017-08-20 17:08:44

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